『最強のホワイトラインの構築』 日本での白鳩の使翔家として頭に思い浮かぶのは、かつては白菊号の高橋愛三氏であり、 現在は静岡の村松テルオ氏であろうことに異論のある方はおられまい。 僕は、立地条件の悪さ(レースにおけるハンデ)から、そこまでの評価が得られる成績が 残せるとは夢にも思っていないが、自分がこの世に生きた証として、長年に亘り鳩の飼育を してきた証として、ラインを残すことができたらとは思っている。残された年月(70歳 までと自分で決めているので、あと18年。)に以下の条件を満たす『越中ホワイト系』 なるものが構築できれば幸いである。早く純白の飼育・レース参加に専念できる環境(定年 退職?)を迎えることを密かに願っている。 ・手持が良く、中型の体型であること。 (手持の良い鳩は存外スピードが出ない場合が多いが、飼っている以上は手持が良い方がいいに 決まっている。) ・羽色は純白であり、柿眼または銀眼であること。 (黒眼も純白らしくて可愛いのだが、やはり柿眼、銀眼の希少価値を大切にしたい。 純白の銀目は凄みがあり、惚れ惚れすること間違いなし。) ・孵化時の肌の色は黒いこと。 (肌が白いのは普通の純白であり、肌は黒いが羽色は純白であることにこだわりたい。) ・最低200Kを当日帰還すること。 (当地の200Kは名勝・天下の険「親不知」を越える必要があり、ここを帰還することが できれば本州内はクリアできると言われるくらいの難所である。) ・適性目標としては、本州内600Kスピード系とする。 (抜群のスピードを備え、数年に亘って使翔できる系統を目指す。選手鳩を消耗品扱いしない。) |